真作 掛軸 中村不折 四字書 萬古清風 書家 画家の 合箱入 R121やや傷や汚れあり

中村 不折（なかむら ふせつ、1866年8月19日〈慶応2年7月10日〉 1943年〈昭和18年〉6月6日）
日本の洋画家・書家・装丁家。
明治・大正・昭和期を代表する文化人で、本名は中村鈼太郎（さくたろう）。
正五位勲四等。太平洋美術学校校長。
東京・京橋八丁堀（現：中央区湊）に生まれ、幼少期に父の郷里・長野県高遠に移住しました。

◆ 洋画家としての歩み
19歳から本格的に漢籍・南画・書・洋画などを学び、1887年に上京し、画塾「不同舎」で小山正太郎に師事。
明治美術会での活動を経て、1901年に渡仏しラファエル・コランやアカデミー・ジュリアンで学びました。
帰国後は太平洋画会で歴史画や写実的な作品を多数発表。
パリ万博などでも高い評価を受けました。

◆ 書家・装丁家としての活躍
1894年より正岡子規と交流を持ち、日本新聞・小日本などで挿絵や題字を担当。
この頃から「不折」の号を用い始めます。
夏目漱石の『吾輩は猫である』をはじめ、森外、島崎藤村、伊藤左千夫ら文豪の書籍挿絵や装丁を数多く手がけました。
1922年に森外が没した際には、遺言により不折が**「森林太郎墓」**の墓碑銘を揮毫しました（「墓ハ森林太郎墓ノ外一字モホル可ラス 書ハ中村不折ニ依託シ…」）。


表具寸法（軸先含む）★約50×202
本紙寸法★約33×136


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・掲載画像と実物では、若干の色味の違いが生じる事がありますが
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